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コラム

給湯器を使用する際の注意点!点検・交換の目安もご紹介

給湯器を使用する際の注意点!点検・交換の目安もご紹介

給湯器を長く安全に使い続けるためには、どのようなことに注意したら良いのでしょうか?今回は、給湯器を使用して入浴する際の注意や、給湯器本体を安全に使い続けるための注意点、交換の目安などをご紹介いたします。

給湯器を使用しての入浴時の注意点3つ

給湯器を使用しての入浴時は、やけどや一酸化炭素中毒に注意が必要です。また、給湯器とは直接関係はありませんが風呂場の事故として起こりやすいヒートショックにも注意しましょう。

1:やけどに注意

やけどに注意<

画像引用元:パーパスLIXIL

  • 浴槽のお湯は場所によって高温になることがあり、火傷をする恐れがありますので注意が必要です。入浴前には予め給湯器の設定温度を確認し、風呂桶などで浴槽内をかき混ぜて温度を一定にしてから入浴するようにしましょう。
  • シャワーの使い始めは、水栓内部に残っている高温のお湯が出てくる場合があります。シャワーを流す際は素手で湯温を確かめてから使用するようにしましょう。
  • ご高齢の方は加齢により温度感覚が低下してしまい熱さを感じにくくなっているケースがあります。その場合、温度に気付かず熱い浴槽に浸かって火傷してしまう可能性がありますので、ご高齢の家族が居る場合には一度他の人が温度を確認するようにしましょう。
  • 他所の水栓を同時に使用する場合、お湯の温度が変化しやすく高温になる可能性があります。給湯器の温度設定を変える際には他所の水栓の使用に注意してください。
  • 給湯器の使用中や使用後は、排気口・排気筒トップ(煙突の先端部分)・水栓の金属部分が高温になり火傷の恐れがあるため触らないように注意しましょう。

2:一酸化炭素中毒に注意

一酸化炭素中毒に注意

画像引用元:新日本ガス株式会社パーパス日本ガス石油機器工業会

換気をしないままガスが燃え続けると、酸素不足により一酸化炭素が発生します。一酸化炭素中毒は、頭痛やめまいなどを引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。

  • 浴室内に設置されている風呂釜や給湯器の場合、酸素が少ない状況で不完全燃焼の状態になると、一酸化炭素中毒を起こす恐れがあります。浴室内に設置されている風呂釜や給湯器を使用する場合には、風呂釜や給湯器の排気が逆流して酸素不足になるのを防ぐために、浴室内や脱衣所など風呂場付近の換気扇は止めておきましょう。
  • 給湯器の周りを囲ったり覆ってしまうと、​​排気ガスが屋内に漏れて不完全燃焼の状態になり、一酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあります。給湯器本体や排気筒トップ(煙突の先端部分)、排気口の周りは囲わないようにし、木材や紙・スプレー缶・ガソリンなどの可燃物は置かないようにしましょう。

3:ヒートショックに注意

ヒートショックに注意

室温と身体表面全体の温度差が10度以上ある場合、血圧が大きく変動することによって失神・心筋梗塞・脳卒中といった血管の病気を引き起こすヒートショックの恐れがあるため注意が必要です。湯温が高いと心臓に負担がかかりますので、ヒートショックを防ぐためには予め脱衣所を温めておいたり、入浴前にはシャワーで手足をお湯で温めておきましょう。

給湯器を安全に使用するための注意点6つ

給湯器を長く安全に使い続けるためにはこれからご紹介する6つの点に注意しましょう。

1:お湯を出したり止めたりを頻繁に繰り返さない

お湯を出したり止めたりを頻繁に繰り返さない

画像引用元:ニッカホーム長野店ショールーム

お湯を出したり止めたりを頻繁に繰り返したり、追いだき機能を連続で繰り返し使用すると給湯器に負荷をかけてしまい故障の原因になります。また、繰返し点火操作を行うことにより、機器内部にガスが充満し点火の際に異常着火につながる恐れもあります。
ただし、給湯器の電源自体はオン・オフを繰り返しても給湯器本体に大きな負担がかかることはありません。節電のために給湯器の使用時以外に電源をオフにすることは問題ありませんが、頻繁にお湯を出したり止めたりすることは避けましょう。

2:追い焚き時、金属を傷める成分を含む入浴剤は控える

追い焚き時、金属を傷める成分を含む入浴剤は控える

画像引用元:ニッカホーム長野店ショールーム

酸/硫黄/アルカリ/塩分/などの成分を含む入浴剤は、給湯器の配管を傷める原因になります。給湯器の配管は金属でできているため、上記の成分が付着すると化学反応を起こし配管が腐食してしまい、給湯器の水漏れの原因になります。中性の入浴剤や、お湯が白く濁らない入浴剤、パッケージに「配管を傷めない」等の記載がある入浴剤であれば配管を傷めることなく使用できます。
「追い焚き」をする場合は、金属を傷める成分を含む入浴剤の使用を控えるようにしましょう。

3:冬場は給湯器の凍結に注意

冬場は給湯器の凍結に注意

冬場に「外気温が-4℃以下」「水温が0℃以下」「水道を動かしていない」といった条件が揃うと、給湯器が凍結を起こす恐れがあります。給湯器が凍結すると、お湯が出ないばかりか、配管が破損し水漏れが起きたり漏電により給湯器が故障してしまう可能性があります。
給湯器の凍結を防ぐためには、常に水が配管を通る状態にする必要があります。冬場で外気温が-4℃以下を下回る際は、給湯器の運転を切ってからお風呂の排水栓をして少量の水を流したままにするとよいでしょう。
また、給湯器の給気口や排気口、排気筒に雪が積もってしまうと、不完全燃焼や異常着火の原因になります。給湯器の給気口や排気口、排気筒に積雪した場合にはこまめに除雪をしましょう。

4:雷が発生した場合は給湯器の使用をやめる

雷が発生した場合は給湯器の使用をやめる

給湯器を使用している最中に付近で雷や落雷が発生した場合は、なるべく給湯器の使用は控えましょう。
給湯器の本体内部には電子部品が多く搭載されているため、雷の影響により給湯器に過電流が流れると電子部品が破損して故障する恐れがあります。特に屋外に設置するタイプの給湯器は、雷が直撃しなかった場合でも地面を伝ってくる電流により基盤がショートしてしまう可能性がありますので、近くで雷が発生した場合には給湯器の使用を控えましょう。
なお、落雷により給湯器の緊急停止機能が作動して給湯器が止まってしまった場合は、一度給湯器の電源プラグを抜き、再度差し込むことで復旧します。電源プラグを抜く際は、感電の恐れがあるため乾いた手で作業を行うようにしましょう。

5:給湯器の電源コードは自己判断で切断・延長しない

給湯器の電源コードは自己判断で切断・延長しない

画像引用元:株式会社深沢商会

給湯器の電源コードや電源プラグを自己判断で切断したり延長すると感電や火災の原因になりますのでやめましょう。また、電源プラグにホコリが付いていると湿気の影響により、電気回路中の絶縁材料が劣化・故障し、本来絶縁されていなければならない機器に電気的な接触が生じて火災の原因になります。給湯器の電源コードや電源プラグは、こまめに掃除するようにしましょう。

6:給湯器本体の周りに物を置かない

画像引用元:日本ガス石油機器工業会

給湯器本体の排気口付近に燃えやすいものを置いていると、火災の原因になります。木材や紙類、洗濯物やスプレー缶など可燃性のある物は置かないようにしましょう。
また、給湯器機器の近くでスプレー缶を使用したりガス抜きを行うと可燃性ガスに引火する恐れがあるのでやめましょう。

給湯器の点検・交換の目安3つ

1:10年以上経過した給湯器

一般的に、給湯器の交換時期の目安は約10〜15年です。これは、各メーカーが10年間の使用を想定して設計しているケースが多いためです。
10年以上経過している給湯器は経年劣化による故障が起きやすくなるため、定期的にメンテナンスや点検を行い、必要であれば交換を検討しましょう。10年以上経過した給湯器のなかには部品が廃盤になっており修理ができない場合もあります。
なお、給湯器の製造年月日の確認方法は、本体のフロントパネルや側面に記載されている給湯器の型式(型番・品番)をメーカー公式サイトで検索することで確認できます。

製造年月日の確認方法について詳しくはこちら>

2:使用時に不具合がある場合

以下の不具合がある場合は、点検や交換を検討しましょう。

  • お湯が出ない
  • ぬるま湯しか出ない
  • お湯を使っていたら急に水になった
  • 温度が安定しない
  • リモコンが効かない
  • 追い焚きが使えない
  • ボンという音と共にガスの匂いがする
  • ゴーッ、ピーッ、ヒューッという異音が聞こえる
  • ガス臭や酸っぱい刺激臭などの異臭がする
  • 給湯器の不具合が生じた場合はただちに使用を停止し、専門業者に点検を依頼しましょう。
  • 特に、異臭がする場合はガス漏れの影響により火災の恐れがありますので注意が必要です。

3:給湯器に腐食がある場合

給湯器に腐食がある場合

画像引用元:日本ガス石油機器工業会

給湯器本体に腐食がある場合は錆びて雨水が浸入し、故障や異常燃焼などを起こすリスクがあります。給湯器から水漏れしている場合や、給湯器本体、給気口や排気口の周りが黒ずんだり錆びたりしている場合は腐食で劣化が進んでいる状態ですので、専門業者に点検・修理を依頼するようにしましょう。

給湯器の修理や交換は、ガス工事は有資格者が行わない場合は法律違反になるうえ、配線不良による漏電やガス漏れなどの危険が伴い爆発事故のリスクもあります。給湯器に異変を感じた場合は、必ずプロの専門業者に依頼しましょう。

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まとめ

今回は給湯器を使用して入浴する際の注意や、給湯器本体を安全に使い続けるための注意点、交換の目安などをご紹介しました。

給湯器を長く安全に使い続けるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 頻繁にお湯を出したり止めたりを繰り返さない
  • 追いだき機能を連続で繰り返し使用しない
  • 追い焚き時、金属を傷める成分を含む入浴剤は控える
  • 冬場で外気温が-4℃以下を下回る際は凍結の恐れがあるため少量の水を出し続ける
  • 雷発生時には使用を中止する
  • 給湯器の電源コードは自己判断で切断・延長しない
  • 給湯器本体の近くに物を置いたり、囲ったり覆ったりしない

上記のことに気をつけていても、経年劣化による故障や不具合が生じてしまうケースもあります。そのような場合は、給湯器専門の業者に点検・修理を依頼するのがおすすめです。

給湯器専門業者はあらゆるメーカーの給湯器に精通しており、修理・交換に慣れています。また、対応がスピーディーなので、突然お湯が出なくなった場合でも数時間の作業で修理・交換が可能です。

弊社メンテナンスは、東京都・神奈川などの関東を中心に、風呂釜交換・ガス給湯器交換を承っております。

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